大好きな画家について

生まれついて、書道以外の芸術には縁がない自分。ある意味では殺風景な生き方をしてきました。

 

それでも自分にとって大切な人が絵が好きで、そのことをきっかけに何とか好きになろうとして、でもやっぱり深い理解には至らず(^_^)別れを気に、正直気持ち的にも絵を見たりすることもなくなりました。

 

そんな中、地元の秋田で大原美術館展があり分からないまでも知識にと見学したところ、たくさんの名画が無名か有名かはわからないまでも近くで見れたことで、楽しいなと思いました。

 

そこで知ったのが関根正二の存在と信仰の悲しみでした。人が少ない美術館である意味では狭い空間の中で、鮮烈な色彩をもつ信仰の悲しみの絵は、僕に深い印象を与えました。しばらく喰い入るように見ていました。もやもやと生きている自分とその絵の新鮮さは真逆でありなんだか心に訴えてくるものがありました。

 

そして、絵を鑑賞することというのは僕の中では解説を見ながらというよりも、その対象から何を感じられるかというのが大事なんだと分かったのでした。

 

100年ぶりに関根正二の絵が見つかるニュースを見て、そんな素敵な出会いをまた思い出した次第です。どうしても疲れた時は、はじめて出会った絵との出会いを思い出していきたいと思います。