都知事の学歴詐称疑惑について思ったこと

小池都知事学歴詐称疑惑は数年に一度降って湧いてくる。

最初は卒業していない疑惑だったのに、カイロ大学が卒業を認めたことで、いつの間にか首席か否かの問題になっているが、これは論点の差し替えであろう。卒業は完全に認められていて、疑惑を広げた方々は、そのカイロ大学の証明に勝るものを提示しなければ、間違いなく単なる誹謗中傷であり、人を、しかも選挙を控えた人を証拠もなく傷つけているだけである。

 

話は変わるが、大学にいった人ならば、お情けで単位をもらったとか、お情けでなくても再テストしてもらったとか、、、例え自分のことでなくとも聞いたことがある人は多いと思う。例えば相撲の横綱輪島や、野球の長嶋監督は、あくまで噂では卒論とかしっかりやってないとされている。しかし遡って卒業を取り消されたでしょうか?されていません。そうして卒業した人々が大学から卒業証明を出されているのに、卒業していないと訴えられるのでしょうか?答えは否でしょう。疑惑では人は裁いてはいけない。

 

ちなみに輪島氏や長嶋氏は、両名とも毀誉褒貶があれども国民から広く愛されており、一般に母校の名を高めているともいえる。

 

私の恩人も今は製薬会社の重役をやっている方を教授会で何とか卒業させてくれと頼み込んだそうである。結果その方の会社の薬は広く世に広まり人々を助けている。学歴ではなくその人の実力や会社の実力が信用となり、大きな会社を育てている。

 

そもそも本当は卒業したか否かは些細な問題に過ぎない。政治家であるならば、どういった政治をしたか、できるのか、約束は果たされているのかで、政治家は判断されるべきである。その上で、各個人が都知事を支持するかしないかを判断する必要がある。

 

そこに選挙直前にそもそも問題のない学歴詐称疑惑を持ち出した方々は卑怯であり、国民、有権者への混乱を招く行為であると言えよう。こうした無責任な行動はやめ、冷静な視点でみんなが選挙を迎えるべきである。